HiroshimaUniv.
Graduate School of
Biomedical Sciences Department of
Ophthalmology and Visual Science
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ぶどう膜外来

ぶどう膜とは、虹彩(こうさい)・毛様体(もうようたい)・脈絡膜(みゃくらくまく)の3つの眼球内の組織をまとめた呼び方であり、その炎症を「ぶどう膜炎」と呼びます。

ぶどう膜炎が起こると、視力低下、眼痛、充血、霧視などの症状がみられます。原因としてはまず、サルコイドーシス・べーチェット病・原田病が三大ぶどう膜炎と呼ばれています。三大ぶどう膜炎のほかにもウイルスや細菌など感染性のもの、膠原(こうげん)病や糖尿病、悪性腫瘍などが原因となります。このように全身の異常が原因となることがあるため、眼の検査に加えて全身検査も行い他科と連携しながら診断を確定します。必要に応じて眼内液を採取して原因微生物の検索なども行っています。しかし、様々な検査を行いぶどう膜炎の原因検索を尽くしても、実際に確定診断ができるのは半数と言われています。ぶどう膜炎は種々の原因で起こるため、治療方法も様々です。

広島大学病院ではぶどう膜炎外来は水曜日に行っています。基本的に開業医や関連病院からの紹介状のある方を対象に診療を行っています。