先輩からのメッセージ

専門分野眼科一般
資格日本眼科学会認定眼科専門医
私は卒後11年目を迎える医師です。自分自身が強度近視であったこと、医学部生の頃に眼科で研究実習をさせていただいたのが楽しかったことなどがきっかけで眼科に進むことを決めました。
広島大学を卒業後、市中病院で2年間の初期研修を経て広島大学眼科に入局しました。入局1年目は大学病院で角膜、眼形成、斜視、緑内障、網膜硝子体など各分野をローテートし、眼科診療の基礎を学びました。2年目からは関連病院で自分の外来を持ち、手術の執刀から術後管理まで幅広く臨床経験を積むことができました。
私は以前から研究にも興味があり、大学院進学を機に本格的に基礎研究に取り組むようになりました。臨床経験を重ねるなかで網膜の再生医療にへの興味が高まり、世界で初めてiPS細胞由来の網膜色素上皮細胞移植治療を実現した理化学研究所 髙橋政代先生の研究室に国内留学させていただく機会を得ました。これは当時教授であった木内先生にご相談し、温かく背中を押してくださったからこそできた貴重な経験でした。ヒトiPS細胞由来網膜神経節細胞の免疫学的特性に関する研究を行わせていただき、学位を取得しました。ますます研究を続けたいという気持ちは強くなり、広島大学に戻ってからもその経験を生かしながら診療と並行して基礎研究、臨床研究に幅広く携わらせていただいています。
一方で、私生活では現在子育て真っ最中でもあります。2歳と3歳の子供達を育てながら常勤として勤務しています。育児と研究、臨床業務を並行する日々は決して楽ではありませんが、職場でも家庭でも多くの方々に助けていただきながらなんとか両立を図っています。眼科は外来・手術・研究と幅広く活躍できる分野であり、進む道も一つではありません。子育て中の女性医師も多く、ロールモデルとなる先輩方が身近にいることは大きな支えです。
広島大学眼科は診療を通じて地域社会に貢献することはもちろん、臨床研究で新たな知見を見出し患者さんに還元することも、基礎研究で新しい治療法の開発に挑戦することもできる医局です。興味を持たれた方はぜひ見学にいらしてください。お待ちしています。

専門分野緑内障
資格日本専門医機構認定眼科専門医
私は、県立広島病院で2年間の卒後研修を修了し、入局しました。入局1年目は大学病院、2年目は関連病院、3年目以降は大学病院にもどり、以後緑内障を専門にしています。2025年時点で卒後10年を迎えましたが、ここまでに専門医取得、海外留学、大学院卒業(学位取得)を経験できました。臨床面では、緑内障外来で初診再診を担当しています。手術室では緑内障手術を中心にさまざまな術式を経験し、これまで1500件程度の執刀をすることができました。これは偏に、私を理解し助けてくださったまわりの方々、医局のおかげです。
ところで、みなさんは留学に興味がありますか?医師になってからの留学は大きくわけて、4タイプあります。海外なのか国内なのか、基礎系なのか臨床系なのか。どれもメリットがあります。私は、2023年からシンガポール国立大学病院眼科に臨床留学しました。師事したPaul Chew教授のグループは、Paul Glaucoma Implantなど種々の緑内障治療デバイスの開発をされており、難治性緑内障治療にも力をいれています。外来、手術室を通して得た知識、技術は、着実に自分を強くしてくれました。現地では、臨床研究にも参加し、論文作成、海外学会で何度も発表できました。そこで築いた人脈は何よりも重要です。なにより国外に知人がいると、本当に心強いものです。機会があれば、ぜひ留学を考えてみてください。広島、日本を一歩出た世界は本当に広いです。
眼科医になってからも、本当にいろんな選択肢があります。得意不得意はあると思いますが、眼科の中にもきっとご自身にあう分野がみつかるはずです。人生をかけて何かを極めることは、本当に尊いことです。入局前は具体的なイメージがつきにくく、気になる部分がたくさんあると思います。ぜひ見学にお越し頂き、生の声を聞いてください。みなさんのお力になることができると思います。

専門分野眼科一般
資格日本専門医機構認定眼科専門医
私は広島大学を卒業後、同大学病院での初期臨床研修を経て入局しました。後期研修では1年の大学ローテ、約1年の市中病院勤務を経て、大学に戻り角膜、網膜・ぶどう膜の各チームで1年ずつ経験を積みました。翌年、専門医を取得し、同時期に大学院に進学しました。眼科内の研究室で「機械的ストレスにより誘導される網膜色素上皮の炎症変化」に関する基礎研究を行っています。
大学院生のスタイルは、常勤医の業務と研究を並行する社会人大学院生と、臨床から離れて主に基礎研究に専念する基礎系大学院生の大きく2つがあり、私は後者です。他の研究室に所属する選択肢もあります。
率直に言うと、私自身、当初から基礎研究に強い関心があったわけではありません。ただ、数十年続く医者人生の中で、研究に集中する時期を設けることは視野を広げる一助になるかもしれないという漠然とした考えがあり、進学を決めました。そんな私でも、研究を始めてみると新鮮な発見があり、うまくいかないことも含め、基礎研究ならではの経験を楽しんでいます。
大学院進学を考える際、多くの若手医師が気になるのは「臨床のブランク」と「収入」だと思います。私の場合、上司のご配慮でぶどう膜炎の専門外来を継続し、タイミングが合えば手術にも参加する機会をいただいています。また、収入面では、常勤医ではなくなるものの生活に支障のない範囲でシフトを組んでいただき、2児の親としても安心して生活しています。
もちろん、このような働き方はあくまで一例です。広大眼科には、多様なキャリアを歩む先輩方がいます。ぜひ一度、見学などを通じて直接話を聞いてみてください。自分なりの面白さや進みたい道が見えてくると思います。そして、大学院進学・基礎研究に対するハードルが高いと感じる方も、想像よりも柔軟な関わり方ができうることを少しでもお伝えできれば嬉しく思います。
皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。